日本の会社は「社員は家族」?

現在来期入社予定の外国人の方に、

「日本のビジネスマナーとスキル」を教えている。

そこのテキストに、

「日本の会社では社員を家族のように考える」とある。

 

言いたいことは分かるけど、

果たして「家族」なんだろうか?

 

私もマネージャーだった時、

メンバーのプライベートまで把握して、

ひとりひとり結構深くまでコミュニケーションしていた。

若い女子が多かったこともあって、

彼女たちの恋愛事情など、結構把握してたし、

逆に恋バナで相談されたりもした。

 

けど、「家族」の大事さとはまた違うと思う。

メンバーもとても大事だったし、今でも付き合いはあるけど、

家族の大切さとは全然種類が違う。

どちらかというと、先輩後輩の友達関係、という方がしっくりくる。

 

また、テキストには「家族のように考える文化である」とあるが、

それにも理由がある気がする。

日本はチームで働き、チームワークを大事にするので、

仕事上のみの関係でなく、

プライベートも含めてコミュニケーションを取り、

より強固な人間関係を構築してきたのではないか?

 

リクルートもそうだった。

メンバーの「将来的にやりたいこと」を把握し、

(それが自分たちが働いている企業以外でやる場合でも)

今の仕事がそれにどうつながっているのか、

といったコーチング?のようなことも全社で取り組んでやっていたなぁ。

 

逆に、プライベートを一切話さず、

一緒に仕事をしていく、ってどんな感じなんだろう?

信頼関係はちゃんと築けるのかな、と思ってしまう。

 

ということで、私はずぶずぶの日本企業文化にはまっていた日本語教師なんだろう 笑