スタンフォードが中高生に教えていること①

とても沢山の気づきがあった本だった。

具体的な気づきを、今日は3つ書いてみようと思う(他のポイントは後述予定)。

 

<気づき>

①子供の成果や能力を褒めるのはNG

②テストは実力が測れるわけではない

➂反復練習の効果を疑え

 

まずひとつめの「子供の成果や能力を褒めるのはNG」。

これは何度か耳にしていたけど、実際に良く理解しているわけではなかったので、前のめりで読んでみた。

成果や能力を褒めるのがNGである理由は、

子供がその成果・結果を出すことに重きをおいてしまい、そこまでの経過が大事であることが伝わらないため、であるとのこと。

 

具体的には、「テストが100点で偉いね」とほめ続けることにより、「100点を取ることが大事」で、難易度が高いものに挑戦しなくなるという試験結果があるらしい。

確かに、自分も小さい時母親に、「よく努力して偉いね」と何度も言われた記憶がある。

母親がこのことを意識していたとは思わないけど、

「そうか、自分は努力タイプなんだ」とその言葉によって意識した記憶がある。

親の言葉って大事であることを再認識、かつ、

私も子供には「成果」でなく、「経過」を褒めることをしたい。

 

二つ目の「テストは実力が測れるわけではない」という点。

確かに範囲が膨大な場合は、運の良し悪しで決まることもあれば、

体調だってあるし、うっかりだってある。

確かに一律には能力は正しく測りきれない面はあると思う。

 

ではテストは全く無意味かというとそうではなく、

「記憶の定着」のために効果的らしく、おススメの勉強方法のひとつであるらしい。

そう考えると、テストって本当に

「自分がパスできるのかどうなのかーっ」って肩肘張りがちだけど、そうでなく

「このテストも含めて学んでいく」手段のひとつでしかないのかな、と思った。

そのため、結果や順位に一喜一憂したりする必要も、そんなにないんじゃないかな、と思う。

 

3つ目の「反復練習の効果を疑え」という点が、私にとっては一番インパクトがあった。

具体的にはドリル的な、似たような問題を反復することは、学びにはつながらない、と言い切っている。

理由は、スピードは速くなるものの、脳みそはほぼ活性化されず、思考力が下がってしまうから、ということ。

 

確かに!と思った。

思考力が下がるという点には、自分自身、身に覚えがある。

ドリルをやるとやった気になるし、スピードが速くなると頭が良くなったきがするけど、実際には「時間はかかるけど、すんごいラク」だった気がする。

だって何も考えなくていいから。

 

くもんとか、そろばんとかの習い事もどうかなーと思っていたけど、

この本を読んで、その手法は思考力の低下させる訓練と同義だからやっぱりやめようと思った。

そう考えると、脳トレとかも同じだよな。あれトレーニングになってないんじゃ、、

 

ではどうすれば良いのかというと、

問題をひとつ取り出して、複数の解き方・アプローチで解いていくことで、脳みその複数個所が活性化されるらしい。

 

これ、意識しよう。