正論を伝えても、相手に響かないわけ
今、山田ズーニーさんの「あなたの話しはなぜ通じないのか」
を読んでいる。
初版は2006年に発効されており、私も10年くらい前に読んだものの、
ちょっとまた読みたくなり、もう一度読み返している。
2度めのはずなのに、
ものすごい目から鱗。
付箋やメモを書き込みまくって、ほぼマイページに付箋がたっているんじゃないかという状態(付箋の意味無し 笑)。
今日は、その本にあった、
「なぜ正論を伝えても、人に伝わらないのか」という部分を紹介しようと思う。
理由はシンプルに、
相手との信頼関係が出来る前に「正論」を伝えても、
目線が上からの発言になってしまい、相手は気分を損ねるだけで、
何も伝わらない。
おっしゃる通り。
このページを読んだとき、働いていた時の数々の「伝わらない&相手の機嫌が悪くなった」記憶が
一気に蘇ってきた。
これを読むと当たり前のように見えるのに、
私は何でこんな大事なことも知らずに突っ走ってきたんだろう。。
例えば。
来期から専門学校のあるクラスで、プレゼンテーションを教える予定になっている。
プレゼンの内容がイケていないということで、外部のビジネス経験がある講師を探されており、お声がけ頂いた。
そのため過去のビデオを拝見させてもらったのだが、
プレゼンがイケていない理由はただシンプルに、
「ロジカルシンキングが出来ていない」ことが理由だった。
それをそのまま
2回しか打合せをしたことのない先方に、
「ロジカルシンキングが理由です、例えば今までのものがこの考え方を使うとこなります」
と伝えてみた。
でも。
あまり反応がない。
向こうからしてみたら、
・ロジカルシンキング?よく分からない。
・プレゼンがうまくないのって、ただプレゼンのスキルを教えてくれればいいんじゃ?
・っていうかよく知らないし、ほんとか?
的なことになってるんじゃないだろうか (汗)
なので、今後は私の「ご提案」をごりごりとするのではなく、
・自分のこうするべき、はあるものの、
・それが相手にとってどう見えるのかを意識して説明、
・それに対する相手に意見もよーく聞く、
ということを心がけつつ、
丁寧に信頼関係を作っていけたら、と思う。
よっしゃ頑張るぞ。