雑談を教える難しさ

私は雑談が苦手だ。

他愛もない話しを、深く突っ込むこともなしに、和気あいあいと出来る人を、

マジですごいと思っていたし、今でもある種の才能だと思っている。

なので、「まぁこのまま私は雑談をせずに生きていくのよ」くらいの心構えでいた。

が。

この私が、日本語教育の一環で、

学習者に「雑談」を教える事になってしまった。

 

ということで本を購入した。

「雑談の一流、二流、三流」という本で、

中々勉強になるところが多かった。

 

いくつかポイントはあるのだが、一番自分に残っているのは、

「雑談は相手に対しての質問をすること」のルール。

 

どういうことかというと、人は基本的に自分のことが好き。

なので、自分のことを質問してもらえると嬉しい。

 

雑談をする際にも、

「いい天気ですね」の問いに対し、

「そうですね、いい天気ですね」と返すだけでは、そのあとで沈黙の嵐が吹き荒れるだけだろう(実際私の場合はその嵐に今までじっと耐えてきた)。

が、相手に質問をする、というルールを適応すると、

(ママ友の場合)「そうですね、今日も多分息子は半そでで遊んでます。○○さんとこは?」

(仕事相手)「そうですね、今日みたいな日はオフィスからすごいよく富士山が見えるんです、○○さんとこはどうですか?」

 

と書きながら気が付いた。

本を読んで勉強した気になっているけど、

ここまで書くのにえらい時間がかかってるし、

かつ、上記のリアクションもしょぼい。

 

はぁ、まだ勉強不足だな。

 

でも、「雑談がすごいナチュラルに上手な先生」よりも、

「雑談にすごい苦労したからいろんなスキルを知ってる先生」に私はなりたいのだ。

その方がちゃんと知識として学習者に伝えることができるから。

 

ということで、まだまだスキルを磨かないといけません。

頑張りましょう。