頭の良さとは説明力だを読んで
斎藤孝さんの「頭の良さとは説明力だ」を読んだ。
現在、外国人の方にピラミッドストラクチャを使った「分かりやすく説明する力」について教えているので、何か使えそうな練習方法を探しているうちに、この本にたどりついた。
本の中でいくつか使えそうなものもあったので、読んでよかったと思う。
印象に残ったのは、説明力を
時間感覚 × 要約力 × 例示力
の3つで説明しているところだ。
確かに「ポイントを、具体例とともに、短時間で」説明するのはすごく大事だと思う。
「時間間隔」については、これから開始する4月の授業でも、学生に伝えたいと思った。
また、実際の授業で使えそうな点としては以下があった。
・「問いかけ、答え」をテンポよく繰り返すことで聞き手は説明に引き込まれる
・パーソナルな部分を見せる
加えて、以下の点が響いた。
・最後の言葉を決めておくこと。
→私は授業のレッスンを比較的じっくり考えてやる方だけど、まとめをいつもおろそかにしてしまう。レッスンに集中することで最後は脱力しているのと、やってみないと相手の反応が分からないので、事前にまとめを用意することができないためだ。
でも、聞き手にとっては最後に再度ポイントを言われることで、すっきりと頭に入っていく。今後は「まとめのひとこと」を気を付けて、毎回入れるようにしよう。
・相手が話しを聞くということは、相手の人柄を受け入れるということ。
→確かに自分で置き換えるとそうだ。聞いてもらうために、相手にとって役に立つ情報を伝えることを意識するのはもちろん、私の人となり、自分らしさにも気を付けながら進めるようにしよう。
具体的な自分らしさとは、「いつもゴキゲンに楽しそう」な人でありたい。
聞き手と敵対せず、寄り添いながら一緒に考える姿勢を忘れないようにしたい。
他、具体的に説明力をアップさせるために使えそうな方法として、
・近況報告を時間を決めてやる。
→15秒程度で、自分に起こったことを、具体的に話す練習。取り掛かるにはハードルは低いし、良い練習になるかも。ということで、来週のレッスンからやってみて、良ければ4月からの学校でもやるかな。
・他、1分など時間を規定して、様々なことを話す練習。
→歴史上の事件や様々なニュースなど。分かりやすく、具体的に、人の前で話す練習。
ということで、来週のレッスンから、4月の授業から実際に取り入れようと思うアイディアを複数拾えた本だった。