嫌われる勇気を読んで①競争意識

広告業界で18年、その後出産&育児の期間を取り、2年前から日本語教育業界に身をおいている。

今までと全く違う環境と、自分が何者だか全く知られていない業界において、

自分の力のなさに、いろいろと思うことがあった。

 

そのうちのひとつが、自分の「競争意識」の強さに改めて気づいたこと。

以前から自分の競争意識の強さについては認識していたし、

「負けたくない」気持ちが強すぎて、自分が疲れてしまうこともあった。

 

が、今回も全てが新しい業界に飛び込んだ時、

何者でもない自分が、何者でもなく扱われることに直面したとき、

またその強い競争意識がむくむくと大きくなり、「評価されたい!勝ちたい!」と心が叫んでいることに気づいた。

 

そんな自分に辟易していたところで、本棚にそういえばだんなさんの本、「嫌われる勇気」があったと思って、手に取ってみた。

以前は、「嫌われる勇気?そんなの昔からあるわい」と多少周囲に迷惑をかけても自分の道を突っ走ってきた私は全く興味がわかなかったけど、

競争意識や承認欲求について書かれていることを知り、今回腰を据えて読んでみた。

 

読んでみると、学びがあるわあるわ。

たちまち付箋とメモ書きでいっぱいになってしまった(だんなの本なのに)。

 

ということで、この本から学んだことを2回に分けて、書こうと思う。

今日は競争意識について学んだこと。

 

◇学んだこと①

・向上心、競争心は持って生まれたもので、成長を促進する良いもの。だが、度を越すと、成長を阻害する。

そのため、これからは「競争心」が芽生えた時には、それが「成長を促進するもの」なのか、「阻害するもの」なのかを見極めようと思う。

 

例えば、

○誰かの講義を聞いて、自分にはないもの、パクりたいものがあり、刺激を受ける。→私も負けないように頑張るぞ→成長

×誰かのプレゼンを聞いて、自分のがうまくできる、人に聞いてほしい→やったりしてアピール→優越感のみで1ミリも成長につながらない。

 

◇学んだこと②

・競争心が強すぎると周りが敵に見える

 

今まで、ママ友とかなぜか自分から敬遠、友達にはなりにくいだろう、と思っている自分がいた。なぜなら仕事の観点で、やってきたこと等、意気投合する人がほぼいないだろう、と思っていたからだ。

が、それってすごく傲慢なことに気づき、それも自分の競争心が関係していることにこの本を読んで気付いた(つくづく私、性格悪いなー、、、)。

 

江副さんの本にもあったけど、

自分の得手/不得手を見極めて、不得手なところが得意な人がいたら、悔しがるんじゃなくて、リスペクトできたらステキだし、自分もゴキゲンなまま生きていけるんじゃないかと思う。

かつ、その人と何かでコラボできたら最高だよね。

 

◇学んだこと⓷

競争心が強すぎると、負けた際にコンプレックスにつながる可能性がある。

 

確かに、私にはいくつかコンプレックスがあって、

それを自分の非として認めるのではなく、それを他の要因に責任を転嫁していた。

例えば、

・仕事ができないのは私の頭の出来があまり良くないからだ

・この仕事がうまくいかないのは口うるさい上司がいるからだ、等。

 

でもよく考えると、それは自分の問題で、自分が解決すべきものを抱えてたりする。

はー、今になって反省。昔かみついた上司たち、ごめんなさい。

 

◇学んだこと④

周囲の人たちへの貢献感を感じることで、幸せになれる。

 

まさに。と思った。

自分は今充分に幸せだなー、と思うけど、

今までのInputをOutputするこによって、若い人たちや日本にきた外国人の方々の役に立つことによって、私は自分を更に幸せにしたいんだな、と思った。

自分をHappyにしながら、周囲の役に立てるなんて最高じゃんね。

 

ということで、まとめ。

私は競争意識が強い。

で、それが変な方向にいくことを十分気を付ける。

かつ、周囲への貢献により、更にHappyを目指す。

ということをじっくり考える事ができた、素晴らしい本でした。

 

この1年は、徹底的に自分と向き合う・自分を素っ裸にする一年にしてもいいかもしれないな。