スタンフォードが中高生に教えていること②

①に続いて、掲題の本を読んで気付いたことを書いてみようと思う。

 

<気づいたこと>

1.スタンフォードのテーマ、「Design your learning」を実現するためには、個人の主体性がすごく必要になるなということ

2.学びの質がとても高いなということ。

例えばDiversityの学ばせ方やテーマ等。

 

まず1番目のスタンフォードのテーマ、「Design your learning」について。

学生個人個人の興味や学びたいことによって、選択する内容やその進度が変わる。

そのため、個人個人にカスタマイズされた内容になっているとのこと。

ということは、学生本人が学びたいことを明確に持っていることが必要とされるということ。

私自身振返ってみると、中学や高校入学時には、何が学びたいかなんてなーんにも考えてなかったし、進学するために成績は大事だと思っていたけど、

その中身なんてどうでもよくて、テストまでに如何に脳みその中に記憶を留めておくかだけを意識していた気がする。。。

 

ということで、息子が中学入学の段階で、自分が好きなこと、もっと深く知りたいことがあることを持っている状態になっていることをゴールに、私はサポートしていけばいいのかなと思った。

 

といったような、もろもろ情報収集していくと、

なんか「学びの仕方」が向かっている先が、過去から比べるととてもいい方向に行っているような気がする。

前は記憶のみが重要視される詰込み型の方式から、

より自分が好きな、楽しいと思う方向へ。

ここまで書いて思ったけど、今まさに自分がやっているようなことが、子供にも求められるっていうことなのかな。

 

続いて、2番目の気づいた点は、提供する「学びの質がとても高い」ということ。

例えばDiversityの学ばせ方。多様なバックグラウンドを持った学生たちと、アメリカ大統領選挙についてディスカッションさせる。

こうゆうの、とてもいいなと思った。現在生きてる世界は、実はホントはとても狭くって、いろんな価値観や人間がいるっていうことに気づくような機会があれば、いろいろと息子にも経験させてあげたいと思った。

例えば多くのコミュニティに触れる機会を積極的に参加できるようにすることなど。

 

また、この学校が取り上げるテーマも、とても楽しそうで、学びの質が高い。

具体的には、科学では「どうやって地球が丸いことを立証したか」を考えさせる。

私が学校で学んだアプローチは、「地球は丸い」という結論から入って、

それはなぜかという理由を、一方的に講義形式で教えられていた。

けど、そうではなく、たどりついた結論がなぜそうなのかを考えさせる内容。

すげー楽しそう。

 

ということで、この本を読んで、私なりの良い学校というイメージが出来た。

具体的には、

教育をきちんと科学して、最新の知見をベースに

如何に学生を成長させていくか、あの手この手でアプローチしていく。

 

ということで、今更感はあるけど、

学校がどういうスタンスで学生に学びを与えているか、

その情報収集も大事だなーと思った。

今後もテクノロジーの進化はスピードが上がっていくから、教育がどのように変わっていくか、常にアンテナを張り続けていこうと思う。