AIによる日本語教師への影響を考える

私は、未来にどんなことが起きるかを考えて、今やるべきことを考えるのが超苦手である。

今までも、そんなことは一ミリも考えずに、ここまで来てしまった。

ので、生きていく業界を変えたこのタイミングで、将来がどこに向かうのか、それによって起きることは何か、そして自分は何をしていくべきか、について少し考えてみた。

 

テーマは、将来「AIは日本語教育にどのような影響を与えるか」。

 

結論から言うと、AIが与える影響はめちゃめちゃでかいと思う。

そして日本語教師のニーズはがっつり減るんじゃないかと思う。

 

理由はふたつ。

1つ目は、AI翻訳が進化して、そもそも言語を学ぼうとする人数が減るのではないかと思うからだ。

 

具体的には、AI翻訳がほぼ同時に通訳でき、かつ精度もあがれば、言語を学ぶ意味がほぼなくなる。それで仕事もできるし、友達もできるようになる。

違う言語の国に移住するような際は言語を学ぶ必要があるが、仕事や一時的なコミュニケーションを取るのであれば、十分これで対応可能な気がする。

 

ちなみに昨日Google翻訳を久しぶりに使ってみた。

友達との会話を想定しながらぱちぱち打って、訳してみた。結果、以前よりもかなり進化していて、びっくりした。

1年ぶりくらいに使ったのだが、この1年の進化を考えれば、近い将来かなり精度の高い翻訳ができ、イヤホンやメガネなどのデバイスもいいものが出てくると考える。

 

二つ目の理由。AIが日本語教師の一部の仕事を出来るようになるからだ。

具体的には、文法や文型を教える仕事。AIは決まったパターンを教えるのが得意なはずなので、それらを教え、かつその確認のための文型練習などは、人よりもむしろAIの方が上手な気がする。

 

ということで、こんなことを考えながら、やっべえなとも思う。

だって自分が貢献したいと思う分野の仕事が、AIでかなりできてしまうから。

 

じゃあ、どうするかということも考えてみた。

上記のような環境変化がある中でも、今後日本にくる外国人の数は増えるはず。

なので、その人たちに貢献する仕事は必ず何か発生するはず。

 

例えば、

1.日本のビジネス文化を教えること。

ビジネス文化は各国で違いがあって、正解があるわけじゃない。

文化の差異を知った上で、自分がどう行動するかなので、AIが一方的に教え込めるものではないと思う。

具体的には、日本ではビジネスでチームワークを大事にし、プライベートまで仲良くなるケースが多い。このことを日本にきたばかりの外国人に、FACTとして共有し、じゃぁこういったケースはどうしようか等、一緒に考えていければいいんじゃないかと思う。

 

2.ビジネス会話を教えること。

これも型があるわけじゃない。相手への配慮など、いろいろ要素がからむため、実際にやってみて、運用練習するのもありなんじゃないかと。

 

3.非言語コミュニケーション。

人間関係を構築する上で、必要なのはむしろ非言語。話し方や表情等、何か伝えられるべきものはある気がする。

 

4.相手に分かりやすい話し方。

ここは外国人も日本人も関係ないかもしれない。が、論理的に話す練習は、確実にコミュニケーションを上達させる。

でも、こここそAIが得意なものかもしれない、、、と思う一方で、自分が好きな分野なので、何かここでできればいいな、、、

 

5.外国人が日本で困ったコンサル

これはかなりえいやで考えた。AIが決まったパターンが得意なら、まったく決まったパターンのないコンサルならどうかと(笑)。

例えば日本に来た外国人が、ビジネス文化のGAP等で何か困っている→コンサル→課題設定&打ち手実施。みたいなことはできないだろうか。

 

ということで、いくつか考えてみた。

まだもやもやとしている部分はあるけど、何ができるかを「試行錯誤」しながら、自分が何で貢献できるかを考えていきたいと思う。

だってAIは試行錯誤できないもんね。